島内一周防風林とトゥブリ
多良間島を一周する防風林は、琉球王府時代から整備が進み、地元の方々の地道な造林活動により現在まで維持されている。この防風林は多良間村の基幹産業であるサトウキビ栽培や畜産にとって不可欠であるばかりか、住民を台風被害から守るうえでも大きな意味がある。
トゥブリは、防風林から海岸へのアクセス道であるが、島全体で46カ所存在し、美しい見事な景観を作り出している。
多良間の防風林は、琉球列島の歴史的な緑化思想を体現しているとともに、さらに観光資源としても、貴重かつ重要な場所である。
掲載日:2013/03/06(水)