「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の一つとして、世界遺産として登録された中城城跡は「日本100名城」にも選ばれている。保存状態が優れた城壁跡の前では、11月下旬からツワブキの黄色い花が咲き始める。花には勢いがあり、茎や葉も緑が深く大きく見事な姿を見せる。
ツワブキの深緑と花の黄色のコントラストは石組みの城壁に映えて美しく、訪れる人の目を楽しませる。冬至の頃にピークを迎えた後、1月中旬までが見頃であり、沖縄の短い冬に彩りを与える。
このツワブキは、中城城が築城されたころ、植えられたと言われているが、現在もツワブキは、城壁周辺にも広がり、群生を成して、黄色い綺麗な花を咲かせ続けている。
いにしえの城跡に咲く一面の黄色い花は、古人も観賞しただろうかという、郷愁とロマンを感じさせる。
登録番号 | 060 |
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登録年度 | 平成24年度 |
所在地 | 北中城村字大城503 |
緯度・経度 | 26.285708_127.803290 |
備考 |