当該樹木は、名護市の眞喜屋の集落内を流れる水路のふちに生育する。
市指定天然記念物で樹木の高さはわが国最大級のものと思われる。葉の間から長さ50~70㎝の穂状の花序をたらし、たくさんの薄いピンクや濃いピンクの花をつける。花序は、長いもので1mを超えるものも観察されており、夏の開花時期には独特の香りをかもしだし、夕方より咲き始める花は幽玄で見るものを圧倒させる。 当該樹木は2002年の台風で幹が折れたものの、地元住民らが再生に力を注ぎ、花を咲かせるまでに復活させた。折れた幹の上部2.5mも植え替えに成功し、立派な花を咲かせた。17年前から「なご真喜屋舞香花会」を立ち上げ、毎年「サガリバナ」の花が咲く時期に合わせて「舞香花祭り」を企画し、真喜屋の「舞香花」を一目見ようと訪れる人々を楽しませている。
認定番号 | 114 |
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認定年度 | 平成24年度 |
樹種 | サガリバナ |
樹高 | 6m |
幹周 | 0.64m |
推定樹齢 | (推定)150年・20年 |
所在地 | 名護市字真喜屋152.153.153-1.156に囲まれる里道 |
緯度・経度 | 26.6302542_128.03842710000004 |
所有者 | 名護市 |
その他 | 枝は四方に拡がり、その樹形は均整がとれていてどっしりしている。 |