当該樹木は今年度、伊計・宮城・平安座・浜比嘉の4島内の小中学校が統廃合してできた「彩橋小中学校」の校庭に生育している。当該樹木が生育している周辺は、もともと平安座区の聖地(シヌグ毛)となっており、当該樹木も「シヌグ毛のクワーディーサー」と呼ばれ、この木の下で、シヌグ祭りが行われ、祈りの場として神人が供物を捧げ島の災いを祓い、豊作を願った場所であった。このことから、地域住民からとても大切にされ、親しまれてきた樹木である。
学校校庭の一部となった現在でも、周辺ではシヌグ祭りが行われ、樹木の下には御願所が存在し、地域の人たちに大切に管理されている。また、当該樹木は、学校校門の正面に位置し、長い間、児童生徒の健やかな成長を見守りながら、遊び場や憩いの場を提供し続け、入学時のお迎えや卒業時のシンボルとして児童生徒らに親しまれている。
認定番号 | 117 |
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認定年度 | 平成24年度 |
樹種 | モモタマナ |
樹高 | 9m |
幹周 | 3.3m |
推定樹齢 | 300年 |
所在地 | うるま市与那城平安座8168-1 |
緯度・経度 | 26.3419553_127.9499548 |
所有者 | 平安座自治会 |
その他 | 幹は大きく成長し、枝は水平に広がっている。 |