オオバアコウが生育する真乙姥御嶽は、1500年代に石垣島で行われた王府(中山)軍と地元オヤケアカハチとの戦いで、中山軍に協力した真乙姥(長田大主の妹)の祈願の功績により、当時の尚真王から神職を与えられ、没後の墓を御嶽としたもので、八重山の歴史と深く関わる場所である。
樹下では旧暦の6月に豊年祭の豊穣祈願や奉納行事が行われており、当樹木は神聖な木として人々から崇められている。
また、当樹木の幹には、確認できないほどに下垂した気根が絡み合 い、その姿は奇怪であるとともに、畏敬の念も感じる。
市の巨樹・巨木として「石垣市緑の戸籍簿」にも登録されている。
認定番号 | 037 |
---|---|
認定年度 | 平成15年度 |
樹種 | オオバアコウ |
樹高 | 10m |
幹周 | 10.5m |
推定樹齢 | 200~300年 |
所在地 | 石垣市字新川252 |
緯度・経度 | 24.3467672_124.153884 |
所有者 | 石垣市 |
その他 |