当樹木が生育している場所は、戦前、古堅国民学校の校庭であった。当時、樹木周辺では子ども達が遊び、夜には地域の青年が集い語り合う場所だった。
戦後、この地は米軍施設となり、さらに昭和52年の返還の後は土地整備事業が導入されたが、地域の人々の強い要望により当樹木を残すことになった。
地上約1.2m付近から幹が分かれ、大きく横に広がった枝下には心地よい緑陰が形成され、安らぎの生活空間づくりに重要な役割を果たしている。当デイゴはこの地が巡ってきた歴史の記録者であり、地域住民の心にふるさとの記憶として刻まれている。
認定番号 | 044 |
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認定年度 | 平成16年度 |
樹種 | デイゴ |
樹高 | 6.5m |
幹周 | 5.8m |
推定樹齢 | 100年 |
所在地 | 読谷村字古堅63-4 |
緯度・経度 | 26.3699803_127.7515386 |
所有者 | 読谷村 |
その他 |