渡名喜村ではほとんどの家庭でフクギが屋敷林として利用されています。その他に防潮林、暴風、防火の役割としても利用されています。集落内の各所にフクギ林がありますが、認定された「フクギ並木道」は、通路を挟んで両側に植えられたフクギの枝が伸びて、通路を覆うようにトンネル状になっています。天気の良い日中には緑のトンネルの隙間から日差しが差込み、きらきらと美しい景観となっています。フクギのトンネルを通ってみると、フクギに包まれて心地よい空間となっています。このフクギ並木道の中で写真を撮ってみることもおすすめです。
島内の集落は、木造赤瓦の住宅と白砂の小道、屋敷の敷地内にあるフクギ林など美しい集落景観と伝統的な建造物が現存しています。夜は村役場からあがり浜まで続く村道1号線に設置されたフットライトに明かりがともり幻想的な風景をつくりだします。
登録番号 | 084 |
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登録年度 | 平成28年度 |
所在地 | 渡名喜村 |
緯度・経度 | 26.371001_127.143994 |
備考 | 渡名喜村参考データ ・フクギ並木道でトンネル状の箇所 フクギ並木の長さ22.5m、フクギの本数(西側79本、東側52本) ・2000年5月に島の農村集落が「重要伝統的建造物群保存地区」として文化庁から指定されました。 ・フクギは平成4年7月1日に渡名喜村木に指定されました。 |