当樹木は与那覇湾に突き出た「トマイ御嶽の植物群落」の中にある。
この植物群落は市指定の天然記念物となっており、海抜ゼロメートルの林床は湾内へ流入する土壌の堆積によって肥大化し、発達した高木林を形成している。
群落の特異な景観は宮古島唯一のものであると言われている。
この中にあって、板根を発達させた当樹木は存在感を際だたせている。
トマイ御嶽では旧暦の9月、壬午の日から3日間、ンナフカ祭り(ンナフカ神は豊作をもたらしてくれる福の神)が行われる。
このサキシマスオウノキも神聖な場所の樹木として畏敬の念をもって大切にされている。
※平成28年度に枯死が確認されたため、認定取り消しとなりました。
This tree grows in the sacred space, Tomai-utaki’s, plant colony, which sticks out to Yonaha Bay. It is designated a natural city monument. Located at sea level, the forest bed is large due to the deposited earth flowing into the bay, making tall trees develop. This unique plant colony is said to be a singular scene of Miyako Island. In the plant colony, this tree, with developed aerial roots, has a presence.
In Tomai-utaki, Nnafuka Festival is held for 3 days from the day of Mizunoeuma in September of the old lunar calendar. (Nnafuka is the God of Wealth). This Sakishima-suonoki, looking-glass mangrove, is cared for with a feeling of awe as a tree in a holy place.
認定番号 | 069 |
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認定年度 | 平成17年度 |
樹種 | サキシマスオウノキ |
樹高 | 10m |
幹周 | 2.6m |
推定樹齢 | 150年 |
所在地 | 宮古島市下地字與那嶺1092 |
緯度・経度 | 24.7466617_125.271096 |
所有者 | 与那覇自治会 |
その他 | ■市指定天然記念物■ 「トマイ御嶽の植物群落」昭和58年2月4日指定 |